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建築製図をCADで描くのが当たり前になったからこそ忘れたくない手描きの感覚

目次

建築製図は、今や(2018年9月1日)CADで描くのが当たり前になりました。

しかし、そんな現状だからこそ、手描きでの感覚を忘れたくないと感じています。

今日はそのことについて書いてみますね。

では行きましょう!

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CADとは?

CADとは、建築製図の場合、パソコンで建築図面を描くためのツールです。

詳しくは、こちらを参考にされてください。

CAD

建築製図における手描きの感覚とは?

もともと、建築設計図などの図面を描くことは、手描きで行われていました。

私自身も、建築業界に入った当初は平行定規と三角定規、シャープペンシルを使って、建築設計図を描いていたのです。

しかし、意匠設計事務所に7年間勤務して、現在勤務している会社に転職してから、CADで建築施工図を描くようになりました。

意匠設計図

建築施工図

建築設計図を手描きで描いていた時は、身体を使って描いていた感覚ですが、CADで建築施工図を描くようになってからは、マウスを使って、CADを操作することで、建築製図を行います。

つまり、手描きでは身体を駆使して全て描いていたことをパソコン上でCADを使い、建築製図を行うことにより、身体を駆使することは減りました。

手描きで建築設計図を描いていた時は、身体を駆使して描いていたので、身体にディテールなどが染み込んでいく感じでしたが、CADで描くようになりその感じが薄れました。

CADで建築製図を行う時に忘れたくないこと

手描きでの建築製図を経験していない世代にはなかなか難しいかもしれませんが、手描きでの感覚を忘れずにCADでの建築製図をしてほしいということです。

なぜなら、建築はそれこそ現在では工場で製作する建材が増えていますが、まだまだ現場で職人さんが作業して施工されていくことが多いのです。

規模も他の分野の比ではありませんので、アナログな部分は、いつまでも残っていくと推測されます。

アナログな部分が多い分野の製図だからこそ、CADの使い方を気をつけませんと、手描きの製図ではありえないことをしでかします。

具体例としては、数字や文字と図を平気で重ねたままにすることなどです。

これをしてしまうと、肝心の寸法が読み取りにくかったり、寸法値の読み間違えにつながります。

そうしますと、建築施工図の場合、現場で施工の際に使われる図面ですから、現場での施工ミスにつながります。

これはほんの一例ですが、私は勤務する会社に入社してくる新入社員に「手描きで製図する感覚を忘れずにしていてください」とアドバイスしています。

しかし、手描きで建築製図をしていない世代にはなかなかこのことが理解できないのではと推測されます。

さてどうしたものか…

実際の建築物をスケッチすることはスケール感を養うのに最適

ここ数年は行なっていませんが、一時期、上野公園に行って、著名な建築家が設計した建築物をスケッチしに行ってました。

例えば、「東京文化会館」。

日本の建築家、故 前川國男が設計した鉄筋コンクリート造の外壁が打ち放しの建築物です。

建築物をスケッチすることは、スケール感を養ったり、ディテールを習得するのにとても効果的だと実感しています。

ちょっとしたスケッチは手描きで描く

私は勤務する会社で建築施工図を描いてますが、納まりに悩んだ時などは、ちょっとしたスケッチを手描きで描いています。

手で描くと頭だけではなく、体でも考える感じがします。

それに、不要な紙にサラサラとラフスケッチですぐに描けるので、よっぽどCADでスケッチを描くより早いのです。

まー、手描きで描くことが好きだということもありますねー。

まとめ

いかがでしたか?

私が勤務する会社で、建築を描いていて以前から感じていたことを書いてみました。

今日の記事があなたの参考になれば幸いです。